はじめに
今回は、初心者向けにファミリーキャンプに使うテントの選び方についてお話したいと思います。
まず、キャンプを始めるのに一番最初に揃えたいものはテントであること間違いないですよね。

でも、テントってなにを買えばいいのかわからないって方のためにテントの選び方とおすすめのテントについてお話したいと思います。
結論、おすすめのテントはドーム型テント
結論から言うと、おすすめのテントは自立式のドーム型テントです。

自立式テントというのは、ポールを組んでテントに通すだけでペグやロープなどを使わずに立てられるテントのことです。
みんながテントと言われてまず思い浮かべる「ザ・テント」。 つまり、設営が簡単なテントってことです。
初めてのテントを使うときって、たとえキャンプ上級者でも設営方法に戸惑ってしまってテントを立てるまでに時間がかかってしまうものです。
当たり前ですが、テントは設営して終わりではありません。
テントの設営が終われば、次はテントの中にマットを敷いたり、テーブルと椅子を準備して調理グッズもろもろを出したりとやることはたくさん。
我が家の場合、食いしん坊の3才と2才がいるので、設営に準備に時間がかかれば子どもたちは「お腹が空いた〜」となるわけです。

そして、楽しくキャンプを過ごした後には当然、撤収作業があります。
そんなときも撤収が簡単であれば楽ですし、キャンプ場のチェックアウト時間ギリギリになって焦ってしまうこともありません。
テントの選び方
テントの選び方を紹介します。
1.対応人数をチェック
テントの大きさによって対応している人数があります。
テントを買う際には何人用などと記載があるので、基本的にはご家族の人数に合わせたテントを買うと間違いありません。
おすすめは、ちょっと大きめのスペースに余裕があるテントの方がいいです。
具体的にいうと、テント内に入れておきたい荷物が入った状態でご家族全員が寝るスペースがあるテントがいいです。
雨などが降っても荷物をすぐテントの中に移すことができれば荷物も濡れることもありませんし、夜寝るときに夜露に濡れてしまうことも防げます。
2.お値段をチェック
一番重要なのはお値段だと思います。
「キャンプ沼」という言葉があるように、キャンプにハマるとユーチューブやキャンプ場に行ってほかの人が使っているギアを見て、「あんなギアもいいなぁ」となります。

キャンプには、持っていないものやカッコいいものを買い揃えたくなる中毒性があります。
十中八九、キャンプをしていく上でしばらくするとまた新しいテントが欲しくなってしまいます。
そこで私のおすすめは、最初は中古品を買うことです。
メルカリやヤフオクで中古品が安い値段で売られています。
正直、今後キャンプをずっと続けていくのかわからない段階では中古品で十分だと思います。
コロナ禍でキャンプが一時期ブームとなり、たくさんの人がキャンプ道具を買い揃えましたが、コロナ禍も終わりキャンプを辞めた人も多いのでしょう。
中古品サイトにはたくさんのキャンプグッスが売られていますので、そういったものが狙い目です。
店舗型の中古品店に行ってみようと思った方はやめてください。
私の経験上、中古品店はメルカリなどの中古品出品サイトよりも価格設定が高いです。
ぜひお財布と相談してマッチしたお値段のものを購入してください。
3.設営できそうかどうか
これは言葉の意味そのままです。
- 自分にも設営できそうかどうか。
- 一人で設営できそうか。
- 設営している間、どこで家族はどう過ごしているのか。
以上を考えてみてください。
他にもテントには耐水圧の記載などがありますが、耐水圧は特に気にしなくていいと思います。
買ってすぐ雨漏りするテントはそもそも商品化されていないと思いますし、もし買ってすぐに雨漏りするテントは不良品なのですぐに買った販売店に行って交換してもらいましょう。
テントの種類
1. ツールームテント
居住性バツグン
家族やグルキャンなどの大人数で過ごすのも快適」

メリット
ツールームテントの一番のメリットは、その並外れた居住性と快適性です。
一つのテントに寝室とリビングの両方を備えていて、なんといっても広いです。
サイドウォール(部屋でいう壁)にメッシュ窓を備えているものが定番で、夏でも虫の侵入を防ぎつつも涼しく過ごすことができます。
私は、オガワテントのアポロンというツールームテントで男8人で横になって寝たことがありますが全く窮屈に感じることなく、余裕で寝られて朝まで快適に過ごせました。
寒い冬でも外に出ないでテント内にいながら快適に広々と過ごすことができるのは最高ですよね。
デメリット
一番のデメリットとしては、設営が複雑でテントを立てるまでに時間がかかることだと思います。
そもそもの設営手順が多いので、設営方法に慣れるまでに時間がかかってしまいます。
そして、設営に慣れたとしても他のテントの設営時間に比べると時間がかかっていまいます。
あとは、重くて持ち運びが不便な点もあります。
キャリアーを持っているという方なら気にならないかもしれませんが、オートキャンプ場で車を横につけることができるキャンプ場ばかりではありませんし、軽いテントのほうが移動もしやすいです。
2. ワンポールテント
「テントを立てるのが簡単で風にも強い」


メリット
決まった場所にペグを打ったら真ん中にポールを立てるだけという単純な設営方法なので、初心者でも短時間で設営することができます。
そもそも組み立てる必要がないので設営方法に特に悩むことはありません。
風にも強いですし、その見た目からおしゃれな雰囲気が出ます。
また、ソロ用でないテントであれば天井が高いのものがほとんどなので、テントの中でも立ったままで移動することができ、テント内でも快適に過ごすことができます。
私も初めて自分で購入したテントはワンポールテントでした。
デメリット
インナーテントが付属していない商品が多く、インターテントをつけたい場合には別で購入する必要があるモノが多いです。
インターテントはメッシュタイプの蚊帳みたいなものです。これがないとテントを開けるとすぐに外なので虫の侵入を簡単に許してしまいます。
これを防ぐためにインナーテントを付けるという手がありますが、テントを立てる手順にインナーテントを付けるというプラスの一手間が増えます。
また、テントの下は直接地面と接しているので、お座敷スタイルにするためにはグランドシートやマットも買い揃える必要があります。
そして、またグランドシートを敷くという手順がプラスされます。
ずっと靴を履いていられない子ども連れキャンパーにはお座敷スタイルがベストだと思いますのでそのあたりがデメリットになってくるかと思います。
また、テントの形が三角なので、デッドスペースがどうしてもできてしまいます。
3. ロッジ型テント
「おしゃれ。しかも居住性に優れる」

メリット
ロッジ型テントはなによりおしゃれですよね。キャンプ場にロッジ型テントがあるだけで他のキャンパーと差別化できます。ベテランキャンパー感もでます。
また、天井が高いので室内の移動や着替えも容易に行うことができます。
サイドウォールも垂直に近いのでデッドスペースが少なく、テント内を広く使うことができて居住性もあり快適に過ごすこともできます。
デメリット
大型で運搬が大変であることや設営も他のテントに比べると複雑で設営に時間がかかってしまいます。
価格設定が高めで最初のテントとしてはおすすめできない点があります。
4. ドーム型テント
「テントの基本形。シンプルで機能的。」


メリット
メリットは先ほどお話ししたように、シンプルで設営が簡単であるものが多く、設営が楽な分撤収も簡単です。
重心が低くて風にも強く、各キャンプメーカーからいろいろな種類のテントが発売されているので、価格帯やカラーや機能から自分にあったテントを選ぶことができます。
選択肢が多いというのは大きな利点だと思いますし、手に入りやすいという点でも初心者向けのテントだと思います。
デメリット
これまでに紹介したテントに比べると天井が低いので、完全に立ったままでの移動はできません。
テントにもよりますが、テント内で大人数で過ごすには窮屈に感じるものが多いです。
手に入りやすいテントが多いので、人気のテントはキャンプ場で他の人が張っているテントを被ってしまうこともあります。
おすすめのテント
これまで説明したとおり、初心者向けのテントは自立式のドーム型テントです。
私もスノーピークのアメニティドームMというドーム型テントを使っています。

このテントはスノーピークから発売されているキャンプ入門者でも使いやすいテントとして超有名なテントであり、使ってみた感想としては最高傑作としかいいようがありません。
まず、テントにポールを差し込んでテントを立ち上げたら、上からフライシートを被せるだけという簡単な手順で設営がすぐに終わります。
それでいてテント内の広さもあり、家族4人で使用しても狭いと感じることはありませんし、前室やキャノピー(日除け)もあるので調理もそこで十分できます。
各自の自己判断にはなりますが、冬には前室に石油ストーブを置けるだけのスペースがあるので真冬でも暖かくテント内で過ごすことができます。
特にデメリットを感じることはありませんが、あえて言うなら持っている人が多いのでキャンプ場でカブってしまうこともあるらしいです。
らしいですというのは、私自身カブったことがなく、口コミ等でよく見かけるのでらしいという表現になります。
最後に
これまでに紹介したテントの種類もおおまかなテントの種類で、他にもたくさんのテントが各メーカーから発売されているので、すべてを紹介しきれないというのが実際のところです。ぜひ自分にあったテントを見つけてください。そのためにこの記事が参考に少しでもなれば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。
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